バーナム博物館長

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美と幻想の収集/批評/解説

イギリス、ストー・オン・ザ・ウォルドの聖エドワード教会。この教会は中世に建てられた由緒正しい教会ですが、この教会の北側の扉が非常に有名です。二本のイチイの木に挟まれたこの扉は『指輪物語』のあるエピソードに関わっており、何でもトールキンは若い頃この扉を見てモリアの入口のインスピレーションを得たそうです。 #アート

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ドイツのフロイデンベルク。この町がいつ頃成立したのか定かではありませんが、11世紀の文書の中で早くもこの町のことが言及されています。町はモノトーンの木組みの家で有名であり、この家が建ち並ぶ旧市街には一種独特の景観が広がっています(これらの家は17世紀に火事で町が全焼した後再建されたものです)。この町の野外劇場では毎年劇が上演されています。 #アート

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クロアチア、スプリトのディオクレティアヌス宮殿(どの辺りが宮殿なのか分かりにくいと思いますが、写真に写っている町の区画全体が宮殿です)。この巨大な宮殿は3~4世紀初頭にローマ皇帝ディオクレティアヌスが自らの隠居所として建設したものです。その後しばらくして宮殿は廃墟となりましたが、7世紀に異民族の侵攻を逃れてきた者たちがこの廃墟に住みつき、スプリトの町が形成されていきました。宮殿は現在も町の中核をなしており、旧市街でその遺跡を見ることができます。 #アート

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エドゥアール・マネ『牡蠣、レモン、ブリオッシュのある静物』。以前高橋由一の手で見る絵を紹介しましたが、このマネの絵はさしずめ口で見る絵です。この絵を見た瞬間牡蠣の脂ののった濃厚な味わいとぷりぷりした触感が直ちに口の中に広がってきます。また隣に置いてあるブリオッシュもほんのり甘くてさっくりです。深夜に見るのは少し危険な絵です。 #アート

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高橋由一『豆腐』。高橋の絵のすごいところは視覚というよりも触覚に訴えてくるところです。実際この絵も見た瞬間豆腐の手触り、柔らかさ、重さ、歯触り等が手(および口)にダイレクトに伝わってきます。この絵は目で見る絵というより手で見る絵です。また豆腐だけでなくその下にあるまな板もよく描けていると思います。 #アート

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ニューヨークのゼネラル・エレクトリック・ビル。このビルは1929~31年にジョン・ウォルター・クロスの設計で建設されました。ビルはアメリカのアール・デコ建築を代表する建物の一つであり、特に電力をイメージした塔頂部の装飾が印象的です。このビルは景観を意識し周囲に建つ教会や高校等と調和するデザインで建てられています。 #アート #現代建築

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スペイン、バルセロナのポント・デル・ビズベ(司教橋)。この橋は1928年にジョアン・ルビオ・イ・ベルベルの設計で建設されました。橋はネオゴシック様式の実に優雅な姿をしていて、至るところに華麗かつ緻密な装飾が施されています。なおこの橋の裏側には剣の刺さった髑髏の装飾がありますが、この髑髏から目を離さず後ろ向きに橋をくぐると願い事が叶うという伝説があります。 #アート

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ジョン・イーガンのハープ。イーガンは19世紀アイルランドのハープ製作者であり、既存のアイリッシュハープを改良して近代的なハープを確立しました。画像のハープは1820年に製作されたものであり、ロマン派様式の実に優雅な装飾が施されています。現在イーガンのハープは世界に37しか残っておらず、いずれも高値で取引されています。 #アート

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神坂雪佳『百々世草』。神坂は明治~昭和の画家・デザイナーであり、琳派の影響を受けつつ近代デザイン画の確立に努めました。『百々世草』は1909~10年に刊行された彼のデザイン集(全3巻)であり、合計60枚のデザイン画が納められています。画像はそのうちの1枚、「冬の川」であり、余計な要素を極力省き空白を最大限に生かしつつ日本的な美を表現しています。 #アート #暑すぎるので雪の画像で涼もう見た人もやる

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山田五郎『近代日本画の超必修級画家! 下村観山とは何者か?』。山田さんの動画で最もおすすめなのはどれだろう?と考えてみましたが、わたしはこれだと思います。解説が非常に秀逸であり、30分で観山の魅力を余すところなく伝えています。有名な動画なので知っている方も多いと思いますが、もしも未見の人がいたら一度見ておくことをおすすめします。他にもおすすめの動画があったら教えてください。 youtu.be/LYpfpW3ULRU?...

【近代日本画の超必修級画家!下村観山とは何者か?】重要文化財「弱法師」に獅子図、美人画、超細密画に、謎のモナリザ観音も!?その超絶筆技の魅力に迫る!【山田五郎が解説!下村観山展の予習復習にも☺️】

YouTube video by 山田五郎 オトナの教養講座

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中国雲南省紅河哈尼棚田。この棚田は中国の少数民族、哈尼族が1300年かけて開墾してきたものであり、世界最大の棚田群と言われています(この点については異論もあります)。棚田は総面積54000haほどで複数の県にまたがっており、標高1800mの地点から麓に向かって最大勾配75度の山の斜面に作られています。棚田の周辺には82の村があり、それぞれ50~100世帯が生活しています。 #アート

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ドイツのヴィース巡礼教会。この教会は1745~54年にツィーマーマン兄弟の設計で建てられました。教会はドイツ風ロココ様式の建物であり、外見は非常に質素ですが内部にヨーロッパ随一とされる美しい装飾が施されています。この教会の美しさは設計者をも虜にしてしまい、ツィーマーマン弟はその後教会の近くに家を建て生涯この地を離れることはありませんでした。 #アート #近代建築

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イギリス、バースのサーカス(サーカスとはラテン語で「円」という意味です)。この建物はバースにある集合住宅であり、1754~68年にジョン・ウッドの設計で建てられました。建物はルネサンス風ジョージアン様式で建てられており、優雅な円型を描く建物の列が印象的です。この建物はBBCの某番組で英国最高の建物の一つに選ばれました。 #アート #近代建築

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フリッツ・タウロウ『水車』。タウロウは19世紀ノルウェーの画家であり、同国各地の風景を描きました。彼は水を驚くほど写実的に描くことでよく知られており、画像の絵もさざ波立つ水面とこれに反射する光の表現がちょっとありえない領域に達しています(一瞬写真かと思ってしまいますが、拡大してよく見てみると絵です)。また水以外の建物等も丁寧に描き込んであります。 #アート

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スペインのトレド。この町は560年に西ゴート王アタナギルドによって西ゴート王国の首都として定められ、その後1561年にマドリードに首都が遷されるまでスペインの政治、経済、文化の中心地として栄えました。町は特にエル・グレコが活動していた町としてよく知られており、この町のサント・トメ教会に以前紹介した彼の最高傑作『オルガス伯爵の埋葬』があります。 #アート

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エル・グレコ『オルガス伯爵の埋葬』。この絵はエル・グレコの最高傑作とされています。オルガス伯爵はたいへん信仰に篤い人物だったそうで、彼が亡くなった時天上から聖ステファノと聖アウグスティヌスが降臨して直々に伯爵を埋葬したという伝説があります。この絵はこの伝説に基づくものであり、天上と地上、幻想と現実が混然一体となった独自の世界を描き出しています。 #アート

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アメリカ、チャールストンのユニテリアン教会。ユニテリアンとはキリスト教から派生した真理と意味の追求を目指すリベラルな宗教運動であり、この運動の信奉者たちはキリスト教徒を自認しておりません。画像の教会は1772~6年にユニテリアンの集会所として建てられたものであり、瀟洒な内外装でよく知られています。特に天井の扇状ヴォールト(画像参照)が有名です。 #アート #近代建築

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滋賀県甲賀市岩尾の一本杉。伝承によるとこの杉はこの地を訪れた伝教大師(最澄)が地面に挿した杉の箸から芽生えてきたそうです。杉は高さ30m以上、樹齢1000年ほどで、池のほとりに立つその姿は神秘的な雰囲気を漂わせています。この杉およびその周辺は映画『レジェンド&バタフライ』のロケ地として使用されました。 #アート

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イワン・アイヴァゾフスキー『夜の黒海』。何て神秘的な絵でしょうか。「夜」の「黒海」という二重の漆黒の闇、黒一色で塗りつぶされた全くの無の世界。しかし不意に雲が途切れて月が顔を覗かせ、光と闇および空と海が分離し、光は海面を照らし出し、闇は光に抗いつつ引き退き、海がゆっくりと波を打ち、船がそれに合わせて揺れ動き、雲が流れ、世界が動き出して万物が生み出されていきます。おそらくこの絵はわれわれの世界の根源的な真理に触れています。 #アート

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ギリシアのコリントス運河。この運河は紀元後67年にローマ皇帝ネロによって建設が開始され、1893年にようやく完成しました。運河は全長6.4㎞ほどでエーゲ海とイオニア海を結んでいますが、両側の崖が地滑りを起こしやすく、また大型船の航行が困難なためここを通過する船はほとんどありません。このため現在はもっぱら観光名所になっています。 #アート

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ハンガリー、ブダペストのカフェ・ニューヨーク。このカフェはブダペスト第7区のニューヨーク・パレスの1階にあり、1894年にオープンしました。カフェは豪華絢爛な内装でよく知られており、かつてブダペストの知識人たちがここに足繫く通いました。共産主義時代にはカフェは「ハンガリー」と改称されましたが、その後ふたたび「ニューヨーク」に戻されて現在に至ります。 #アート #近代建築

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ロイヤル・ウースターのティーポット。ロイヤル・ウースターとは1751年に創業したイギリスの磁器メーカーであり、1789年にロイヤル・ワラント(王室御用達勅許状)を授与されました。画像のティーポットは1881~2年に生産されたものであり、左腕が取手になっていて右腕からお茶を出します。何ともとぼけたティーポットですが、服のしわ等の細かいところまで作り込んであるのは見事です。 #アート

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フィリップ・ルソー『この世から隠退した鼠』。可愛らしい鼠たちが描かれていますが、状況はそこまで可愛いものではありません。この絵はラ・フォンテーヌの寓話に基づくものであり、昔あるところにこの世から隠退してオランダチーズの中に住む鼠がいて、鼠は周囲に食べ物がいくらでもあるものだから丸々と太っていました。ある日この鼠のもとに猫に苦しめられている王国の使者がやって来ますが、鼠は自分はすでに隠退した身だからと使者を追い返してしまいます。この話は当時の腐敗堕落した聖職者たちを風刺したものです。 #アート

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トルコ、トラブゾンのスメラ修道院。伝承によるとこの修道院はローマ皇帝テオドシウスの治世(375~95年)に修道士バルナバスとソフロニウスにより設立されました。修道院は標高1200mの断崖絶壁に貼りつくように建てられており、教会、礼拝堂、図書館、厨房、宿舎等の建物からなっています。修道院の中はたくさんのフレスコ画によって飾られています。 #アート

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アメリカのナンタケット。この町はメルヴィル『白鯨』の舞台となった町であり、イシュメールやエイハブたちはここから船に乗って航海に出ました。『白鯨』の舞台となったことからも分かる通りここは古くから捕鯨で栄えた町であり、町の中には捕鯨博物館もあります。今日町は高級リゾート地になっており、海岸にはたくさんの別荘が並んでいます。 #アート

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ドイツ、エッタールのリンダーホーフ城。この城は1870~86年にバイエルン王ルートヴィヒ2世によって建設されました。城は豪華絢爛な内外装でよく知られており、特に食堂にあるマイセンのシャンデリアと魔法の食卓が有名です(画像参照。魔法の食卓とは下の階の厨房にリフトで上げ下げできるテーブルのことです。人間嫌いのルートヴィヒ2世は給仕たちと顔を合わせなくても済むようにこのようなものを作らせました)。 #アート #近代建築

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ハマスホイ『アマリエンボー広場』。この絵は以前紹介したル・シダネルの絵と同様の発想で描かれたものと思われます。すなわちこの絵に描かれている宮殿はデンマーク王の居城であり、この宮殿前の広場が無人になることは通常ありえないのですが、この絵はこのありえない状況を敢えて描くことにより非現実的な幻想性を生み出しています。ただル・シダネルの絵の幻想性がほのぼのとしたものであったのに対して、わたしはハマスホイの絵にどこか不穏さを感じないではいられません。 #アート

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アンリ・ル・シダネル『黄昏の小さなテーブル』。テーブルの上に食器や飲み物が置かれていながら周囲に人がいないというのは現実ではやや異常な状況ですが、この絵はこの異常な状況を敢えて描くことにより非現実的な幻想性を生み出しています。また絵は彩度を落とした淡い色彩で描かれており、このことも幻想性を高めるとともに黄昏時の半ば眠りについた町の雰囲気をよく表現しています。 #アート

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ミケランジェロ『ダヴィデ像』の実際の大きさ。意外と知られていないようなのですが、実物は5m以上あります。かつてはこうした巨像がさかんに作られ、ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂には巨像が4体ほどあります(ベルニーニ『聖ロンギヌス像』、ボルジ『聖ヘレナ像』、デュケノワ『聖アンデレ像』、モチ『聖ヴェロニカ像』 )。ミケランジェロは『ダヴィデ像』を3年の歳月をかけて完成させました。 #アート

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モロッコのシャウエン。この町は1471年にアブー・ハッサン・アリー・イブン・ムッサ・イブン・ラシード・アルアラミがこの地に要塞を築き、その後イベリア半島のレコンキスタを逃れてきたイスラム教徒やユダヤ人たちがここに移り住んで町へと発展していきました。町は青く塗装された美しい建物群で有名であり、ヨーロッパ人の間で人気の観光地になっています。町の近くにはアフリカ最深の洞窟ケフ・トゴベイトがあります。 #アート

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