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『追憶の街 エンパイア・フォールズ』は、実写としてはポール・ニューマン最後の出演作だったはず。のんびりした田舎町の話と思いきや意外と色々あったり、登場人物もこの人ならこういう役だろうという範囲に収まらず多面的だったりして良かった。『ノーバディーズ・フール』と同じ原作者なのですね。

『刑事ジョン・ブック 目撃者』を久々に観たが、余計な説明は排し、余白のある本当に映画らしい映画でしたね。アーミッシュに行ってからの展開が語られがちだが、導入のサスペンス部分もホントに無駄がなく緊張感に満ちて素晴らしい。

『オデュッセイア』は古典が題材だけに流石に面白かったのが、テーマやメッセージはあるにせよ、こんなに深刻に重々しく作る必要があったのかしらと感じ、途中から逆に笑ってしまった。そして、相変わらず緊張感を強いるかのように終始鳴り続く重低音は、まるでラウドネスウォーの映画版のようだった。

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『ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン』はタイトルそのまま人を殺せない吸血鬼の女の子と、死にたい男の子のユルめの物語。終盤、とんでもなく皮肉な結末を迎えるかと思わせたりもするが、流石にそんな事にはならず、物語は収まるべきところに収まるのであった。

公開時、気にはなったが観に行かなかった『8番出口』は、映画にするからには何らかのストーリーが必要なのだろうが、元々意味がないであろうものに意味を持たせなくてもいいのではと思ってしまった。そのストーリーをこれで語らなくても良いのでは無いかと。

ジュラ紀の漂流教室みたいな『オークストリートの異変』は、人間同士の諍いはない代わり、恐竜共は夏休み映画とは思えないほど獰猛で、脳内で昨今の熊被害に置き換えたら本気で怖かった。ユアン・マクレガーの短パンは80年代っぽくて良かったが、どうせなら女性はみんなビッグヘアでお願いしたかった。

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『ドラマなふたり』は、ちょっとした話で登場人物が感情のジェットコースターに乗ったみたいに右往左往する、なかなか意地の悪いブラックコメディだった。基本的に人間関係だけの話なのに終始緊張と爆笑の連続で一大スペクタクルを観たような満腹感、かつ最後の着地点も良かった。カメラマンとの打合わせシーンには本気で爆笑。

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オープニングのアトランティックシティ以外、ほぼ全編レコード店周辺だけで展開する『エンパイアレコード』は、それぞれ悩みを抱えた登場人物も深刻になり過ぎず、流れる音楽も絶妙にビッグネームじゃなく、みんな楽しく作ったんだろうなという気がする、玩具箱をひっくり返したような映画だった。

『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』は安いセットにプロムナイトから転調したような無茶苦茶な話、肝心のレザーフェイスは仮装したディヴァインみたいな上、大して強くないというトンデモ作。マシュー・マコノヒーはテキサス訛りがソーヤー家にピッタリだがこの後よく主演俳優になれたなと思う。

『悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス』は安いセットにプロムナイトから転調したような無茶苦茶な話、肝心のレザーフェイスは仮装したディヴァインみたいな上、大して強くないというトンデモ作。マシュー・マコノヘーはテキサス訛りがソーヤー家にピッタリだがこの後よく主演俳優になれたなと思う。

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を大層久しぶりに観る。内容はご承知の通りだが、久々に観るとテキパキ進めたいロドリゲスに対して、タランティーノの登場人物がずっとお喋りを続けて勢いを削いている感じがして、この二人仲はいいけど実は食い合わせはあまり良くないのではと感じてしまったり。

『ブライトバーン 恐怖の拡散者』は、自分がスーパーパワーを持ってると気付いた子供がヒーローになるとは限らんよなという、一点突破のそのまんまな話だったが、変に日和らず、巷のヒーロー映画に冷や水を浴びせるかのように、ほぼホラーな描写を徹底していたのが良かった。

前から気になっていたけれど、極力事前情報は排するようにしていた『ババドック 暗闇の魔物』は、最後まで色々と説明がつかない事も含めて、映画全体が夢うつつの朦朧とした状態を体験しているようで怖かった。夜更かしした翌日に観たのも結果的に良かった気がする。

最近挫折しがちなMCUにあって、このシリーズは観続けていた事、前作も良かった事から『スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ』は皆んなあれからどうなったかという気持ちで楽しめた。それにしても予告編に登場していたブルース・バナーはともかく、あんな人やこんな人が登場するとは思わずビックリ。

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原作未読の『ザリガニの鳴くところ』は、南部の沼地では何が起きるか分からない的なおどろおどろしい話を想像していたら、自然の摂理の前では、人間界の決め事など小さな事という、美しい湿地を讃える映画だった。

カート・コバーンの葬儀のニュースから始まる『ザ・ターニング』は、微かに90年代オルタナティブ・ロックな味付け(そのものではない)と母親の精神疾患要素を加えた、ねじの回転だった。それはそれでありだとは思うが、出来ることなら、もう少しいるかいないか分からない感を出して欲しかったな。

昔、なんとか洋画劇場でよくやってた当時は観れなかった『マニアック・コップ』は、目的があるように見せかけ誰彼構わず殺し回り、主役かと思ったトム・アトキンズはあっさり退場し、これも主役っぽいブルース・キャンベルは右往左往するばかりで殆ど何もせず、何となく自己解決する楽しい映画だった。

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こいつで、今夜もイート・イット アル・ヤンコビック物語』は、裏『Michael マイケル』というべき名作!史実と創作を内混ぜして新たな物を作り出したという意味ではスコセッシの『ローリング・サンダー・レヴュー』にも匹敵する傑作!な訳もなく、やりたい放題のお馬鹿コメディだった。

わが町では上映しなかった『ロードゲーム』はジェイミー・リー・カーティス出演なのでホラーに近いサスペンスと思ったら緩いサスペンスだった。そんな中、砂漠を走るコンボイにブライアン・メイの音楽が被さった瞬間、一気に緊迫感が増すのは流石。

リブートが話題の『ガス人間第1号』は、世界征服を目論むガス人間が暴れまくるみたいな話を勝手に想像していたら、思いを寄せる人のためにみたいな少々湿っぽい話に、クローネンバーグのような異形の者の哀しみを塗した展開で、それはそれで良いのだがちょっと拍子抜け。

ほぼ予備知識なしで観た『オブセッション 災愛』は、最新形ティーンホラーという感じで凄く面白かった。殺人鬼や怪物がいなくとも設定と筋運び中心に怖がらせてくれるのも、物語の前提が最後まで守られてるのも、変に高尚な映画風を装ったりせず、あくまでポップコーン映画です感があるのも良かった。

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『デッドマンズ・ワイヤー』は、オープニングから『狼たちの午後』+『バニシング・ポイント』のような狂騒を期待したが、そこはガス・ヴァン・サント、割とクールな語り口なのであった。ラストの実録映像で流れた実物が、映画の神経質そうな主人公と比べ普通のおっさんで、そちらの方が怖かったりして。

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故あって観た『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は多分いい映画だったんだと思う。こういう淡々とした映画は好きなのだが、どこか入りきれなかった地元の場面と比して、東京で苦労する生活の描き方のほうが魅力的だった。

フランスには幽霊という考えは基本ないらしいが、(監督・脚本が黒沢清なので)珍しく出て来る例として勧められた『ダゲレオタイプの女』を観る。幽霊という事で期待したホラーというより、心理劇のようだった。というには何故そうなる?という展開をしたりする不思議な映画だった。

勢いで『ハロウィン6 最後の戦い』も観るが、いきなり90年代な演出になっていてビビる。年数が空いた割にマジで5の続きをやろうとしているが、オカルト的な展開とハロウィンは食い合わせが悪いなというのが正直な感想。ストーリーもかなり無理があるし(というかはっきり言ってよく分からなかった)。

4がテンポ良く面白かったので期待した『ハロウィン5 ブギーマン逆襲』は、新機軸を打ち出そうとしたのだろうが、イマイチ機能していない少々残念な出来。マイケルの裏に誰かいるみたいな事匂わされてもねぇ。 そして、ルーミス医師はもはやただの狂人にしか見えない境地に達していた。

過剰な期待はせずに観た『ハロウィン4 ブギーマン復活』は存外に面白かった。ハロウィンに必要な要素は全て盛り込んで、余計な寄り道はせず90分未満に纏めているのが良い。新3部作でみられた自警団的な展開は既にここで使われていたのですね。

なんとなく再放送を観ていたドラマの『劇場版 ねこ物件』は、相変わらずゆるゆるな雰囲気なのはよいのだが、色んな事に理由がつけられているのがちと残念。そこは別にそのままで良いのになぁ。

HRとフェラーリ好きのエイリアンが宿主を替えながら暴れまくる『ヒドゥン』は昔よく〇〇洋画劇場でやってたけど観たこと無かったんだよな。こういうちょっとひねりの効いた話を90分台で見せ場満載で無駄なく纏めた映画って良いなぁ。特に何もしなくても普通に見えないカイル・マクラクランもハマり役。

ビリー・アイドルのカメオが気になって『ウェディング・シンガー』を再見したが、そういえばこの映画、作劇はジョン・ヒューズの諸作のようだし、曲は当時から懐メロだったし、公開時から既に懐かしさを感じさせる映画だったと思い出した。