のざわよしのり

@mad-yn.bsky.social

ライターです。寄稿・編著に「スーパーロボット画報」 「怪獣とヒーローを創った男たち」 「ウルトラマン大辞典」他 ■制作協力CD『ルパン三世 PART6』他 ■Blu-ray『デビルマン OVA』 『健全ロボ ダイミダラー』 『ど根性ガエル』等々。 ■監督、声優、俳優インタビューも色々と。 職歴などはnoteにまとめています。→ https://note.com/nozawa_no_note/n/n4f13b81ec490

一昨日、東宝スタジオのラボセンターまで出かけて、9月公開の『スワロウテイル 4Kリマスター』初号試写を拝見。上映開始前にポニーキャニオン宣伝担当氏の軽い挨拶があり、その後で岩井俊二さんもマイクなしで最前列に挨拶に出て驚いた。 本編の方だが、35mmフィルムと16mmを使って撮っている部分のグレーディングは色調を合わせるのに苦労したと岩井監督が話していた通り、素人目にも35mmの所はクッキリした画調で、16mmはやや甘い絵なのが分かる。 日本円に凄く力があった時代に、円に魅入られた中国人の登場人物の人生が狂って行く。円が暴落して、日本が貧しくなった今だからこそ意味のある映画じゃないかと思う。

BildBild

先月、エンタメ業界の人とご飯食べながら、この問題(商業作家)について雑談をしたけど、SNSの自己紹介で「作家です」「小説家やってます」「特撮アニメの評論家です」と名乗っている人の自己ハードルが低すぎる、とその人が嘆いていた。小説投稿サイトは同人誌と同じ”没なき世界”で、自分が書いた物が修正なく発表される。そこにはプロの編集者からの厳しいダメ出しもなければ、クライアントからの「こういう方向でお願いします」といった内容の指示もない。誰でも自由に投稿できる場で趣味のSSを書いて、「連載小説を持ってます(キラッ★)」というのは、いくらなんでも志が低すぎる、というわけだ。まぁ確かに……。

先頃、Xの方で「何をもって漫画家とするか」って話題が結構白熱化しておたけど、個人的所感を述べさせてもらうなら ・複数のクライアント(←ここ大事)からお金を頂戴して ・ECサイト及び実際の書店などで流通する本を描き ・上記2点が数年は続いた人 …が商業漫画家と呼べるのではないかと思う。これは漫画のみならず小説家にも該当すると思っている。 マイクロマガジン社やアルファポリスみたいな「なろう小説」の総本山は、自社の弾が必要だから青田買いで小説投稿サイトからガンガン作品を引っ張って書籍化するが、そういうまぐれで1冊出て、結局そのあとが続かない人がいるからだ。

『ガチアクタ』原作者の裏那圭さんがXのアカウント削除してしまった。前に海賊版で漫画を読んでいる海外勢に批判的なことを言ったのがきっかけで、舞台版『ガチアクタ』で黒人キャラを日本人が演じるのは人種差別だレイシストだのと海外からのバッシングが苛烈になる一方で、「創作の邪魔になるから、Xに別れを告げます」と去ってしまった。嗚呼。ホントにもう、あそこは日本人も海外の一部も、話の通じないチンパンジーだらけで、普通のクリエイターには向かないよね。匿名掲示板2ちゃんねるの代替品になっただけ。

Yahoo!ニュースで、ここ数年の物価高続きで生保受給者の暮らし向きが厳しいので、受給費をインフラに合わせて調整して欲しいという記事があったのだけど、生保受給者が「5年も同じTシャツを着て、靴すら買えない」とあった。ヤフコメが軒並み「俺なんてTシャツ10年着ているぞ」「私はこうやってシャツを長持ちさせて15年着ている」の貧乏自慢ばかりで、”生活コストが上昇し続けているのに生活保護費は昔のまま”、って箇所を全然見ていない人ばかりだった。日本は「みんなで豊かになろうよ」ではなく「最下層に合わせて他の人の足を引っ張る」という思考なんだよね。

シネコンで『劇場版モノノ怪』新作の予告編を観た。製作スタッフと出演者は頑張っているのだろうと思うんだけど、櫻井孝宏と橋本敬史が抜けた『モノノ怪』は味のしないガムを噛むようなものなので、どーしても映画館に行ってまで観たいわけじゃないんだよなぁ。

Xの方で「亡くなった大野雄二さんの追悼に、違法アップロードの海賊版動画を使うのはやめよう」と普通のことを言ったものが、40万インプレッション近くも伸びているせいで、そろそろ”発言が伸びてるナマイキな奴の足でも引っ張ってやるべ”みたいな、アレな人が来ている。もうXって、底辺の人が自分よりも底辺の人を探して叩くことで自尊心を満たすような場になっているので、マトモな人には居づらいなと思います。陰湿な匿名者が素性を隠して他人を中傷しながらウサ晴らしをする、2ちゃんねる等の匿名掲示板の代替品になっただけだよね、Twitter(エックス)は。

先日、ANIPLEX試写室で劇場版『魔法科高校の劣等生 四葉継承編』を拝見。メインヒロイン深雪ちゃんの、ちょっとインモラルな兄妹愛がメインのお話だけど、もちろんお兄様の見せ場もあり、さすがですお兄様!! 深雪ちゃんって、そんなに真剣に思い詰めていたのね…と思ってしまった。『魔法科~』のTVシリーズをあまり観てない人と一緒に観たのだけど、その人も凄く楽しめたというぐらいなので、うっすらとした知識程度の人でも大丈夫。女性キャラがパンティーストッキングを脱ぐ時の妙に丁寧な芝居が心に残りました。 5月8日公開。 #mahouka

Bild

昨日、漫画家のあらいずみるいさん(&マネージャーさん)とスパイダーマンの会社まで出かけ、帰りにレストランで夕食を採りつつ、映画宣伝の雑談など。 昨年12月に『この本を盗む者は』の試写に、あらいずみさんを誘って観に行き、角川映画試写室を出たら宣伝部総出でロビーで待ち構えており(驚いた)「ぜひ映画にコメントを!」という話だった。後日、宣伝担当女史から「あらいずみ先生からイラストを頂戴した。原作の深緑先生が『スレイヤーズ』ファンで喜んでいました」とメールが来た…という話をした。偶然の連鎖とはいえ、こういうミラクルが時々あるので映画のパブリシティは面白い。

Bild

”はてな匿名ダイアリー”を運営している「はてな」が、第三者からの不正送金詐欺(いわゆる振り込め詐欺)にかかって11億円も流出…。 しかも記事を読むと「4月20日と21日にある従業員のアカウントから銀行預金を外部の口座へ送金していた」とあり、経営者でなく従業員が億単位の送金など出来るのか? と疑問を持たざるを得ない。 末端の名もなきスタッフには気の毒な話かも知れないが、”匿名ダイアリー”は、その名の通りに匿名を隠れ蓑に放言と罵倒と着火の温床になっているので、全く同情心も湧かないのが正直なところ。 www.itmedia.co.jp/news/article...

はてな、11億円の資金流出 振り込め詐欺か

はてなは24日、不正な送金指示によって約11億円の資金が銀行口座から流出したと公表した。第三者から虚偽の送金指示があった。

itmedia.co.jp

好きな作品は、お金を払って応援する。山上たつひこさんの『がきデカ』の電子書籍を前にオトナ買いで全巻購入した。あまり知られていないのだが、秋田書店チャンピオンコミックスの『がきデカ』は、コンプライアンスの関係(?)で中身が修正されているものを、電子書籍版で初出時の内容に戻されている、いわゆる”無修正版”である。紙の本と電子書籍版が異なることは時々あって、それらは「電子書籍が検閲版(裸などが修正済)」というケースが多いのだけど、『がきデカ』はそれの反対。

Bild

作者の態度や発言に幻滅して、その人が関わるエンタメ作品を観なくなる/読まなくなることは人生で多々あると思う。が、それはわざわざ公言せず、黙って作品から離れりゃイイんじゃね、と感じます。SNSでよく見る、アーティストに向かって「今までファンだったのに残念です。あなたのCD売ります(本を捨てます)」宣言は、第三者から見ると無茶苦茶格好悪い。ああ言えば、相手に不快感を与えられるだろうと計算しているところがダサい。 不快に思った作品はそっと距離を置いて、2度と見ない。それでいいのだ。

Xの方で、漫画・アニメを取り巻く海賊版の話題が紛糾しているが、多くの日本人が述べているように、アメリカ人は海賊版を見ることに罪悪感を抱かず、それどころか「お前ら(日本)のせいでこうなったんだ」と被害者ヅラをするところが共感されないのだと思う。公式が与えてくれないからネット経由で盗む。それのどこが悪いんだ、というのが彼らの主張。財布やクレジットカード、鍵を落としても落とし主の手に戻ってくる日本の国柄からすると、盗みを自慢し、肯定することは1ミリも理解できない。「落ちていた財布を盗んで何が悪い。落とした奴が悪いんだ」という意見は、日本では認められんよ。

メジャーな出版社からライトノベルを何巻も出して、それが映像化までされた作家がその後パッとせず、また「小説家になろう」などというアマチュアの巣窟でコツコツ投稿を始めているのを見かけて、何ともいえない妙な気持ちになってしもた。 出版社は弾が欲しいから、”そこそこの面白さの物”でもドンドン書籍化するけど、書き手には、その「あと」も続く力がないと駄目なんだなぁと感じる。難しいね。同じ「小説家になろう」から商業作家になった人でも『Re:ゼロ~』の長月さんなどは化け物かってぐらい現役で頑張っていて凄い。

スティーヴン・キング御大が言う「ネタバレやめろなどというのは、甘やかされた奴の言い分」ってのは、しごくごもっともと思う。全然ネタバレらしきものではない投稿に、過敏に騒ぐ連中がいるのでゲンナリする。 一方で、映画配給元の宣伝部が情報をコントロールして、媒体側を締め付けている(と、いう書き方も宜しくないかも知れないが実際にそうだ)現実もあり、これは難しい問題だ。作品を提供する側が「〇月△日まで、この情報は伏せておくこと。ネットに書いたり作品評で触れることもNG」とか、そういう情報統制をしているわけです。それもまぁ、「ネタバレするな」と騒ぐ一部の過敏な層への配慮なのかも知れないですが。

5月1日公開の、スティーヴン・キング原作『サンキュー、チャック』を試写で観た。 最後まで観ることによって、序盤から終盤までの謎めいたあれこれが「なるほど」と腑に落ちる展開なので、何を書いてもネタばらしになってしまいそう。試写室を出たら宣伝部に捕まって感想などを少し話したけど、プロモーション側もこの映画をどう宣伝していくかに頭を悩ませている模様。それはよく分かる。 生きることの美しさ、素晴らしさをトム・ヒドルストンが体現してて本当に美しい映画だ。幼少期の主人公の祖父役で出ているマーク・ハミルが良い味を出している。

Bild

5月1日からスタートする角川映画祭。その角川映画50周年プロジェクトの一環で4K修復された『Wの悲劇』を試写で鑑賞。 『Wの悲劇』を撮った仙元誠三カメラマンのグレーディングによる4K修復で、作業にあたったイマジカ本社スタッフの方々も一緒の初号試写でキンチョーした。上映中にスマホを見たり、スナックをむしゃむしゃ食べる奴がいるシネコンと違って落ち着きますけどね。 「顔ぶたないでよ! わたし、女優なんだから!!」っていう薬師丸の台詞は結構パロディに使われたなぁ、などと思いながら懐かしく観た。色々な意味で1980年代を体現した物語で、記者会見のセクハラな質問ぶりなど、現代ならアウトだなと思った。

Bild

ロードショーで観て、ソフト予約していた『ヴァージン・パンク』のBlu-ray届いた。 YouTubeで残酷規制版を見た人の駆け込み予約が殺到したらしく、3月中盤以降のご注文は、4月以降のお届けになります、と通販サイトに出ていて驚いた。 Amazonでもメッチャ売れてるらしい。

Bild

某漫画家さんが、ファンレターへのお返しで(あくまで個人的な厚意で)色紙を描いて送ったところ、その人物がXでひけらかしたそうで、漫画家氏は「もう色紙は描きません」といっているのをXで見た。 その問題の男は、一生 ╰U╯ ㄘんㄘんが勃たなくなる呪いにかかるといいな。そっと送ってくれたものを、なぜ黙って愛でることが出来ない阿呆が多いんだろうか。どんな結果になるか予想できないんじゃろか?

随分前に、とある女性声優がファンレターのお返しに、ファンの男に送った手紙がメルカリに高額で売りに出され、その声優がどうやら所属事務所から怒られたらしく「今後はファンレターのお返しは送れません、ゴメンね」と告知していた。 こうした人の厚意を台無しにするバカのせいで、優しい人の気持ちがすり潰されて行くのは本当に見たくない。つらい。

現実社会で初対面の人と挨拶する際、当然ながら親からもらった社会人としての名を名乗るのが当然と思っている私にとって、いきなりネットで使ってる架空のふざけた名で挨拶してくる阿呆に耐えられない。真面目顔で「初めまして、サンダーギャオスです」みたいな馬鹿げた自己紹介をする奴を撲滅したい。大人同士の挨拶のTPOが判らない30歳以上の社会人は、一生下痢が治らない呪いをかけたい。 何かこう、一年中、趣味のオフ会のノリで生きてます、みたいな礼を失した人がオタクに多すぎるよ。お前のネット名は永井豪レベルで、誰でも知っている有名な偽名なのか?って問い詰めたくなる。

集英社『チェンソーマン』ホンマに完結!! なーんか…こう…『シン・エヴァンゲリオン 劇場版』を見た時のようなデジャヴ。 エヴァンゲリオンという存在がなくなった世界が構築され、主人公は新たな別の人生で、昔の懐かしかった人と再会するっていう。 しかしタツキせんせー、あれだけ引っ張った第2部の落としどころが、あんな感じで本当に良かったのだろうか? 予定通りの畳み方なのだろーか? などと考える。

何やらXの方はもう検索機能が役立たないという話を聞き、適当な芸能人や映画のタイトルで調べてみたけど、なるほど…こりゃ確かにどうでもよい検索結果(知りたいものがヒットしない仕様)だなー。

クールジャパン機構が存続の危機に直面しているという記事を読んだけど、あの組織って『進撃の巨人』の切り抜きでよくネットに貼られる「何の成果も!! 得られませんでした!!」っていうネタそのものだよね。膨大な予算を湯水のように使って、アニメ・漫画ジャンルに何ら成果を残せなかった。 ひとえに、自分らの自腹で活動しているんじゃなく、国が予算を出してくれる官民ファンドの連中だから必死さが圧倒的に足りなかったんじゃないかと。取り組むひとつひとつの事案が失敗したら、首を吊るしかないという背水の陣だったら、真剣さは桁違いだったような気がする。気がするだけ。