@marinewater.bsky.social
映画「時には懺悔を」。中島哲也監督作品。事前の映画紹介(情報)が少なく、よくわからずに見に行き、内容に圧倒される。人として、自分ならどうするか。"ろくでもない"一人の探偵の死を追う内に、見えてきたかつての新生児誘拐事件の真相、そして、その後。一人の少年の笑顔が救い・・・なんだよね、やはり。 役者としての宮藤官九郎さんが演じる、情けなくも、人間性溢れる人物にも。
映画「顔」。THE UGLYと、映画冒頭で英語タイトルがど~んと。盲目の篆刻家(印鑑を刻む)を誇る息子に、40年前失踪したと聞かされていた母の白骨遺体が見つかったと連絡が入る。関係者のインタビューを通し、真相を追っていく。ルッキズム、経済成長下の社会の歪み、視覚障害者への接遇。重苦しさが残る。
映画「君の見る世界をなぞる」。南仏の裕福な家庭の16歳少年の自分探し。”中二病"?とレッテルを貼ってはいけないのだが、学校から逃げ、飛び込んだ建築現場での先輩たち、とりわけウクライナ出身の青年と比べると、”甘さ"が際立つ。成長の過程、という大人の視線でみることができるか。と、同時に、戦争の渦中にある国/国民と、当事者ではない国/国民の温度差も。
パルコ劇場「アメリカン・ドリーム」。以前から興味を持っている”赤狩り”がテーマ。脚本家・ドイツ人劇作家・映画監督・売れない女優、モデルはいるが創作されたティピカルな登場人物と、糾弾する委員二人。ダルトン・トロンボ(映画『トロンボ』で知った)をモデルとする脚本家(小日向文世さん)が尋問を終えた後の台詞に、映画人としての強さを。でも、"売れない女優"の立場の人が大半。そして、糾弾し続けた委員すら、行っていることの意味を自答する。今、こうしたテーマを舞台化することの意味。