モクモクれん/Mokumokuren

@mokmok-len.bsky.social

「光が死んだ夏」という青春ホラー漫画を描いています。 自分の漫画の話をしますので、興味がある方はよろしくお願いします。 I am drawing a youth horror manga called "The Summer Hikaru Died."

佐藤と田中の会話に出てくる「原初の落とし子」とはヒカルとは別の落とし子です。こちらは数百年前にヨーロッパで発見されています。落とし子は複数おり、普段はあの世に居るはずですが、非常に稀な確率でこの世に出現します。 願い事を叶える力を持ちますが、しばしば上手く叶わず、悲惨な結果を招くことが多いです。しかし、代償と引き換えに願いを叶えているわけではないので、場合によってはデメリットなしで叶うこともあります。とても不器用な現実改変といったところです。

5巻のラストで田中は「ヒカルはノウヌキ様ではない」と言いますが、これが意味するところは「ここまで集めたノウヌキ様についての伝承はヒカルの性質を説明したものではなく、村人達の創作であった」ということでした。 つまり、ヒカルは首を求めてはおらず、祟りも起こしておらず、神隠しの原因でもなく、忌堂家の好きな人を連れていくわけでも無く、儀式の意味も無かったのです。 しかし、これらの伝承は何も無いところから生まれたものではなく、全てこの土地で実際に起きた怪奇現象(大量死など)が元になっていました。それらが「穴」に繋がっていきました。

漫画「光が死んだ夏」は あと2話で完結を迎えます。 ━━━━━━━━━━━━━━ 第50話:10月13日(火)予定 第51話:10月20日(火)予定 ━━━━━━━━━━━━━━ ラスト2話は分割更新せずに1話分まとめて更新します。 よろしくお願いします。

ひかるが死んだ夏 一巻の見開きイラスト 山久の前で座るヒカルとよしき

「光が死んだ夏」を恋愛物語ではないと言う理由の一つとして、「恋愛感情こそが最も重く深い感情で、恋愛が成就することだけが唯一の幸せである」という前提が物語の中に無いからというのもあります。 それを踏まえた上でなら広義のラブストーリーとして捉えることも可能だと思っています。

個人的な考えなのですが、ホラー作品における「怪異の正体明かし」の展開は正体が何であれ必ずある程度面白さが減ってしまうと感じていて、近年の作品は「正体を明かさない」や「設定を難解にして考察を誘引する」などが主流になってきている気がするんです。 それはそれで面白いのですが、もし「正体明かし」をするならば、絶対にある程度面白さが減るのでホラー以外の文脈で面白がらせる必要がある(ミステリーとして、SFとして、人間ドラマとして、伏線回収する、等)のではないかと仮説を立てています。 実はここら辺は連載当初から凄く悩んできたポイントでした。ホラー作品を作るのは難しいですね。

私は人間社会に紛れる人外のキャラクターが好きですが、そういったキャラは「人間がどれだけ素晴らしいか」ということを示すための舞台装置として使われがちな気がするんですよね。 それはそれで面白く好きなのですが、私はずっと人外の話が読みたかったのです。 私はこの話を「人間と人間の話」ではなく「人外と人間の話」と言いましたが、モンスターのヒカルは人間同士の関係の深さ素晴らしさを表すための媒体では無く、主体性をもった一個人として描いています。 そういった人間として、最近ではプロジェクトヘイルメアリーのオチが特に好きでした。

佐藤と田中の会話に出てくる「原初の落とし子」とはヒカルとは別の落とし子です。こちらは数百年前にヨーロッパで発見されています。落とし子は複数おり、普段はあの世に居るはずですが、非常に稀な確率でこの世に出現します。 願い事を叶える力を持ちますが、しばしば上手く叶わず、悲惨な結果を招くことが多いです。しかし、代償と引き換えに願いを叶えているわけではないので、場合によってはデメリットなしで叶うこともあります。とても不器用な現実改変といったところです。