Rista(化屋月華堂)

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小説書いたり手芸やったりポケモンと戯れたりしています。本拠地:http://www.gekkado.jp/

化屋月華堂、9/27 #静岡文学マルシェ 2日目に参戦! ブースは「お-09」です。 現代~近未来のファンタジーを中心にSFや日常ものなど、さくっと読める小説を揃えています。かわいいフォトステッカーもありますよ。 新作「駄菓子のはなし」試し読み小冊子を無料配布します。 今年の静岡文学マルシェは2026/9/26-27開催! shizumaru.info 場所:コミュニティホール七間町MIRAIEリアン(静岡県静岡市葵区七間町12-4) 入場無料!

静岡文学マルシェで化屋月華堂(ばけやげっかどう)が頒布する作品の一覧。ファンタジーとSFの小説がメイン。「ストレイトロード」その車は今日も、蒼い風を乗せて走り出す。風の魔女と従者が荒野を駆け抜ける、近未来ロードムービー風冒険ファンタジー。「DROPOUT」悪魔共には渡さねえ。俺の魂も、選択も。天使と悪魔の争いに巻き込まれた若者たちが奮闘する現代ファンタジー長編。「三〇〇ピース」ぴったり300文字の作品をまとめた掌編集。

花宵。花がきれいに咲いている夜。わざわざそれを表す言葉があるってことは、誰かとその良さを共有したい人がいたってことなのかな。塾の先生が前に言ってた話を思い出す。「お花だったら山で咲いてたよ、見に行こうよ」「行かない」招かれざる客を今日も窓からつまみ出す。今だけは来ないで、うさこ。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

弟たちが突然泣き出したので様子を見に行ったら、足元でガラスが割れていた。前にお父さんがお土産で買ってきたびいどろだった。箱を見つけて開けて、多分取り合いになった。そういうときこの双子は自分のせいじゃない顔して泣くからすぐわかる。もったいないけど危ないから片づけるよ、ほら下がって。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

夏休みでも塾の講習はある。学校よりは遅く始まって早く終わる分、行きも帰りも結構暑い。自転車用のヘルメットは日よけにはならないから、信号待ちのときはできるだけ日陰にいる。生あたたかい空気は変わりないけど、何かの影に入るだけで気持ちは楽になるから不思議。うさこは今頃部活かな。頑張れ。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

いつかわたしたちも宇宙旅行ができる日が来るかもしれないって、小学生のとき理科の先生から聞いた気がする。その「いつか」は大人になったころかなって思ってたけど、現実にはもっと先みたい。お金持ちならもう行けるの?じゃあ、抽選で一組様ご招待とか、そういうチャンスもそのうち出てくるのかな。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

「つばさちゃん、これってもうやった?」うさこがスマホを見せてくる。ブラウザに表示されているのは、人気漫画の登場人物になぞらえるタイプの性格診断。どうやら結果が好きなキャラだったらしい。「まだだけど」「じゃあやろう、はいどうぞ」私達こういうので相性いいキャラ引いたことないんだよね。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

架空の百年祭、閉幕しました 選べるギフトの抽選結果は明日の昼頃に発表予定ですが、夕方くらいまでずれ込むかも知れません 胸いっぱいのお礼はその時にあらためて ひとまず今は皆様良い夜を!

昇降口で振り返ると校庭がギラギラ光って見えた。体育館も暑いけど、外でやる部活の子はもっと大変だろうなあ。夏休みは朝からずっと部活、そりゃ暑いけどずっと好きなことできるから、気がついたら夕方になってる。練習試合と合宿も楽しみ。今頃つばさちゃんは塾の夏季講習だっけ。そっちも頑張れー。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

友情が揺らぐ瞬間は一度だけあった。遊びに行く待ち合わせに私が遅刻して、約束の場所に着いたらうさこがどこにもいなくて。スマホに何も来ないし、私から連絡入れても未読だし。すっぽかされたかなって疑った。近所のおしゃべりなおばさんに捕まってたとわかったときはほっとするやら申し訳ないやら。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

昔、何のマネか忘れたけど、つばさちゃんちの山桃の根元に二人で宝物を埋めたことがあった。タイムカプセルなんて言葉を知らない頃だから掘り返す約束もしてなくて、きっかけがなければ一生そのままだったかもしれない。「あれ覚えてる?」「もちろん。中学卒業の日にでも取り出してみる?」それいい! #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

スーパーヒーローも怪盗もフィクションの中だけでいい。大げさな爆発やロボットなんてびっくりするだろうし、警察だってあんなのいちいち相手にするの大変だろうし。うさこの部屋にあったっていう予告状は彼女の弟たちの仕業だろうけど、どう対決するか楽しそうに考えてるから、助太刀はいらないかな。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

中学生の夏休みには自由研究がないのが、少し楽だけどなんかさびしい。今まで見た中で一番すごいなと思ったのが、楔形文字で日記つけてきた子。紙粘土の板にシャーペンの先を押しつけて「書いた」んだっけ。文字の意味をまとめた対応表もあって、それと見比べて解読するのにみんな夢中になってたなあ。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

夏限定のパフェを求めて喫茶店に行った。頼むものは決まっているのに、うさこはメニューを真剣に読んでいる。「いいなあ、モーニングセット」私達には縁がないやつだ。平日の朝、一番寄り道している場合じゃない時間帯なのだから。「もし今頼めるならどれにする?」意味ないこと言って楽しそうに笑う。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

隣の家の軒先には毎年ツバメが子育てしに来てて、今年も来てた。ちょうど学校に行くとき、親がエサを探しに飛んで行く姿をよく見る。あれは渡り鳥で、秋には南へ旅立つってことはもちろん知ってるよ。「冬には南の島にいるんだよね。どんなふうに過ごしてるんだろう」「そういえば考えたことないかも」 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

登校中にすれ違った人がふと気になって振り向いた。つるつるしてそうな髪がとてもきれいで、どんなことしたらああなるのかなって思って。一緒にいたうさこは見てなかったみたいで、私の話を聞いてもあんまりピンときてなかったみたいだけど、それでも「なんとなくわかるよ、いいなって気持ち」だって。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

いつもの文房具屋さんの前にすごい行列ができてた。初めて聞くキャラクターのシールがみんなの目当てらしい。わたしも迷わず列に並んだ。ぱっと見ただけでもなんだか気になったし、これを逃したらもう二度と買えないかもって思ったから。うさぎならなんでもいいわけじゃないけど、推しは多くてもいい。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

私達が通った小学校の近くにある高望山は、山といっても小さいから雨の中でもぼんやり見える。そこに珍しく雲がかかった日、誰かが「雲の中を探検しよう」と言い出してうさこも賛同した。私は止めたけど放課後本当に行ったうさこから、山は一面の濃霧だったと後で聞いた。それが雲の正体なんだけどね。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

確か小学一年生の夏休みのいつか。家に帰ったらわたしが入れるくらい大きな段ボール箱が置いてあった。秘密基地を作ろう!と思って部屋に運ぼうとしたら、大きすぎてリビングのドアにつっかえちゃって。すぐお父さんに見つかって取り返された。ん?外に出せない箱に何を入れてどうする気だったのかな。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説

園芸用品のカタログがリビングに出しっぱなしだった。お母さんが見ていたのかな。耳を折られたページをなんとなく開いたら秋植えの球根が載っていた。いろんな色のラナンキュラス。春に咲く花のことを今から考えるんだと思ったら、花言葉のひとつが「合格」らしい。だから気になったの?考えすぎかな。 #化屋の140文字劇場B #文披31題 #140文字小説