矢倉喬士(Takashi YAGURA)

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文学研究/翻訳者。11月にドン・デリーロの小説『ランニング・ドッグ』が発売されました。これまでの本:ジャミル・ジャン・コチャイ『きみはメアルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』タナハシ・コーツ『僕の大統領は黒人だった』デイヴィッド・マッツケーリ『アステリオス・ポリプ』、『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』、『ユリイカ』アリ・アスター特集、ポール・オースター特集、ケンドリック・ラマー特集など。 メール→missing_link2390@yahoo.co.jp

本日からドン・デリーロの唯一「普通に面白い」小説『ランニング・ドッグ』が発売されます。デリーロ入門の最初の一冊に最適です。お近くの書店でお買い求めください。 11月17日には、下北沢の本屋B&Bで『アメリカーナ』と『ランニング・ドッグ』の解説イベントを行います。現地参加の他に配信もあります。 bb261117a.peatix.com 『アメリカーナ』の翻訳者の日野原慶さんと打ち合わせをしました。日野原さんは博士論文のうちの一章でデリーロを扱っており、僕は博士論文全体がデリーロの作品に関するものでした。デリーロに関する解説イベントでは圧倒的な世界一を目指します。

日野原慶×矢倉喬士「ドン・デリーロを今読むということ」ドン・デリーロ・コレクション『アメリカーナ』『ランニング・ドッグ』(水声社)刊行記念

※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(3ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。※本イベントは、お二人によるトーク+質...

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「200ページ以下の傑作小説50選」 lithub.com/50-great-cla... アドルフォ・ビオイ=カサーレス『モレルの発明』 スタインベック『二十日鼠と人間』 オーウェル『動物農場』 ドイル『バスカヴィル家の犬』 ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 ラーソン『パッシング』 カミュ『異邦人』 ルルフォ『ペドロ・パラモ』 カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』 ショパン『目醒め』 トルストイ『イワン・イリイチの死』 ブローティガン『西瓜糖の日々』 ジョンソン『元黒人男性の自伝』 マン『ヴェニスに死す』 ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』 イシャーウッド『シングルマン』

50 Great Classic Novels Under 200 Pages

We updated this list as part of the the Best of the Best Books Reading Challenge! Join the challenge now! Very short novels have a special magic—not least because, not to be morbid, you can simply …

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ドン・デリーロ『ランニング・ドッグ』の見本を受けとりました。早い店舗では11月1日に販売される予定とのことです。 デリーロの他の作品にはないスピード感、スリル、サスペンスを備えた一冊です。最も入門に向いている作品の翻訳がようやくお届けできることを嬉しく思います。ぜひお楽しみ下さい。

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ドン・デリーロ『アメリカーナ』は映画を作ろうとする男の話で、主人公はバート・ランカスターに憧れ、現実を映画に基づいて理解し、フェリーニやベルイマンや黒澤など具体的作品を参照して自伝的映画を制作する。特に言うと、黒澤明『生きる』のブランコのワタナベを知っておくと面白く読めると思う。 リーロは、文学よりも映画から影響を受けて小説を書いていると言う。『アメリカーナ』にも登場するゴダールから最も強い影響を受けたとのこと。『勝手にしやがれ』の大まかなあらすじと制作事情については知らないよりは知っている方がこれまた楽しいでしょう。

発売されたばかりの、ドン・デリーロ『アメリカーナ』(日野原慶訳) 「アメリカ的なもの」というタイトルどおり、アメリカらしさを描くデビュー作。あるインタビューでデリーロは、「私の最初の小説が『アメリカーナ』という名前なのは偶然ではありません。あれは個人的な独立宣言でした」と述べている。 デリーロは自身の広告マンとしての職業経験を活かして、テレビと広告のイメージが日常を支配する裏で泥沼のベトナム戦争を繰り広げるアメリカを、再発明し、再独立してみせた。仕事を放棄して自主映画制作に挑む奇人主人公に、あの日何があったのか。すべて描ききらず読者に語らせる手法もここから始まっている。

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本日、ドン・デリーロコレクションの第一弾、『アメリカーナ』と『マオII』の一般販売が始まりました。お近くの書店でお求めください。 若きテレビ局員がナヴァホ族のドキュメンタリー制作を口実に西へ向かう旅に出る『アメリカーナ』、そして、長らく新作を発表していない隠遁作家が人質解放のためにベイルートのテロリストグループのもとに向かう『マオII』。先行販売していた紀伊国屋新宿店では6位と9位にランキング入りする好調な売れ行きだったそうです。 あと2週間ちょっとで『ランニング・ドッグ』も発売されます。デリーロ入門には一番の作品だと思っておりますのでこちらもご期待ください。

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ノーベル文学賞受賞のアン・カーソン『赤の自伝』。 ギリシャ神話でヘラクレスに殺された怪物ゲリュオン。そのゲリュオンの物語を大胆に改変して韻文で綴ったヴァースノベル。幼馴染で恋人関係にあったヘラクレスとゲリュオンが時を経て再会するなど物語の筋はあるが、言葉があまりに新鮮で面白く、主役は言葉そのものだ。 たとえば、「どうにかゲリュオンは思春期を迎えた。そしてヘラクレスと出会い生の王国がギアを数段下げた。ふたりは水槽の底に暮らす優れたウナギで、イタリック体のような互いの存在に気がついた。」など。 古代ギリシャ詩人ステシコロスが述べたように、言葉は「跳ねる」し、「存在を解放する」。

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「直近15年での傑作アメリカ小説15選」 qr.paps.jp/f8P6B アンソニー・ドーア『すべての見えない光』 エルナン・ディアス『トラスト』 ジェフ・ヴァンダミア『絶滅領域』 ジェニファー・イーガン『キャンディハウス』 ドナ・タート『ゴールド・フィンチ』 ベン・ラーナー『トピーカスクール』 ジョージ・ソーンダーズ『リンカーンとさまよえる霊魂たち』 コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』 エリザベス・ストラウト『私の名前はルーシー・バートン』 ジョナサン・フランゼン『クロスロード』 記者個人のランキングのようだけど、『トピーカスクール』は本当に時代の転換点になるような作品だった。

The 10 Greatest American Books of the Last 15 Years, Ranked

Pulitzer Prize-winning works like The Underground Railroad and complex gems like The Goldfinch are among the best American books of the last 15 years.

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ドン・デリーロコレクションがついに始まりました。今年90才になるアメリカ文学界の重鎮、デリーロの全作品刊行に向けて、デビュー作『アメリカーナ』と、長らく絶版だった『マオII』の新訳版です。 写真は紀伊国屋書店の新宿本店さんからお借りしました。「F16-外国文学」の棚に立派なコーナーを作ってくださっているようです。 現在、デリーロコレクションの本を買えるのは紀伊国屋新宿店だけ。一般書店での発売開始は13日付近です。それまでに本を手に入れたい方はぜひ紀伊国屋の新宿店へ。 しかしすごいですね。店員さんのデリーロへの熱意に驚きました。こんなに期待してくださっている方がいるとは。

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GTAシリーズ、RDRシリーズ、ウォッチドッグスシリーズを通したアメリカ研究の本を読む。アメリカを舞台にしたオープンワールドゲームは、かつてバルザックやディケンズの国民文学が担っていた役割を果たすようになった。「偉大なるアメリカ小説」の現在形と称されるGTA6が出ることは、リチャード・パワーズやジョナサン・フランゼンの新刊が出ることに等しい。遠い未来の人々は、文学や映画よりも、「偉大なるアメリカゲーム」たるGTAでアメリカを知ることになる。 スコットランドの開発部がアメリカ大衆文化を投影して作るアメリカゲームは、アメリカ人によるそれよりも遥かにアメリカ的で、アメリカの精神をむき出しにする。

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イベントの告知です。11月17日(火)19:30~、本屋B&Bにて、『アメリカーナ』&『ランニング・ドッグ』刊行記念トークイベント「ドン・デリーロを今読むということ」(登壇者: 日野原慶・矢倉喬士)が開催されます。現地参加の他にオンライン配信もあるようです。平日の夜なので皆様お忙しいとは思いますが、諸々のご都合がつく方はぜひ東京でお会いしましょう。 『ランニング・ドッグ』の装幀が表示されています。ハンス・ベルメールの「人形」シリーズの一つをデザインとして使わせてもらいました。 水声社の「ドン・デリーロ・コレクション」がいよいよ本格的に始まります。 bb261117a.peatix.com

日野原慶×矢倉喬士「ドン・デリーロを今読むということ」ドン・デリーロ・コレクション『アメリカーナ』『ランニング・ドッグ』(水声社)刊行記念

※本イベントはご来店またはリアルタイム配信と見逃し視聴(3ヶ月)でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。※本イベントは、お二人によるトーク+質...

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イベント告知『ドン・デリーロ・コレクション』刊行記念 柴田元幸さん × 都甲幸治さん トーク&サイン会 2026年10月2日(金)19:00開演 紀伊國屋書店新宿本店9階イベントスペース 参加費|書籍&特典ミニバッグつきチケット(①か②どちらかをお選びください)  ①『アメリカーナ』(日野原慶訳)(書籍代3.960円+イベント決済手数料300円+チケット代1,000円=税込5,260円  ②:『マオⅡ』(渡邉克昭訳)(書籍代3,080円+イベント決済手数料300円+チケット代1,000円=税込4,380円 store.kinokuniya.co.jp/event/178601...

【9階イベントスペース】『ドン・デリーロ・コレクション』【水声社】刊行記念 柴田元幸さん × 都甲幸治さん トーク&サイン会

【9階イベントスペース】『ドン・デリーロ・コレクション』【水声社】刊行記念 柴田元幸さん × 都甲幸治さん トーク&サイン会

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11月1日、水声社より発売予定のドン・デリーロ『ランニング・ドッグ』。僕が関わる全ての作業が終わりました。 敗戦間近のナチスが残したポルノフィルムをめぐって様々な陣営が戦うスピリチュアル・スパイスリラー・西部劇・コメディです。 実験期のデリーロによる、キャリアで唯一「面白い」作品です。 ドン・デリーロの作品に関して、ハラハラドキドキして続きがどうしても気になって一気に読んでしまうという感覚になることはほとんど考えられませんが、『ランニング・ドッグ』はそのようなバランスで書かれています。入門に向いていますし、二度とデリーロは読まないと思っている人にも向いています。ご期待ください。

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Kindle期間限定キャンペーンで、ジャミル・ジャン・コチャイの短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』が半額になっています。あと5日ぐらいはこの値段のようです。気になっていた方は夏休みの読書にぜひ。 www.amazon.co.jp/%E3%81%8D%E3...

Amazon.co.jp: きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする eBook : ジャミル・ジャン・コチャイ, 矢倉喬士: 本

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11月発売のドン・デリーロ『ランニング・ドッグ』の書店用チラシができました。 1945年に、ヒトラーを含むナチス・ドイツ幹部たちが総統官邸の地下壕に逃げ込んで生活をしたのは史実です。デリーロはそこから想像力を発揮します。どんなときでも、人の営みからエロが排除されることはありません。敗戦が近づく地下生活のさなか、ヒトラー自身の姿も収められたポルノ・フィルムが撮影されたらしく、その後、その幻のフィルムをめぐって様々な勢力による争奪戦が行われます。 スパイと暗殺チームが暗躍する過激なフィルム争奪戦。ヒトラーが残したという幻のフィルムをいったい誰が手に入れるのか。ぜひ11月に読んでみてください。

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suiseisha.net/blog/?p=23425 告知です。水声社より10月から「ドン・デリーロ・コレクション」が刊行開始です。 絶版だった作品群が復刊し、未訳作品も順次刊行されます。毎月デリーロの何らかの本が出ますのでお楽しみに。 僕はジャンルが移り変わっていく奇作『ランニング・ドッグ』を翻訳しました。 ドン・デリーロはキャリア初期に1年に1冊のペースでジャンル小説を発表していました。そのジャンル小説実験期の集大成であり、スパイスリラーから西部劇へ、はたまた別のジャンルへと1冊の中でジャンルが移り変わる変な作品が『ランニング・ドッグ』です。初めてデリーロを読む人にオススメします。

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この前、柴田元幸さんのトークイベントに行って、エドワード・ゴーリーの翻訳についての面白いお話が聞けた。 提出した翻訳原稿の校正ゲラが返ってくると、なんと赤字で全部訳し直されていたという。「ダメなんだ」と思った柴田さんは全て翻訳をやり直したそうな。 全部翻訳し直す校正があるとは。 編集者として他人の訳稿の校正をする立場でもある柴田さんは、ダメ出しをそのまま受け入れる翻訳者は大したことなくて、良い翻訳者は必ずそれを超えてくるともおっしゃっていた。

人から言われて知ったのですが、短篇集『きみはメタルギアソリッドV: ファントムペインをプレイする』のKindle版が今なら期間限定で50%OFFで購入できるようです。画面を真っ暗にすることによってプレイヤー自身を画面に映して意識させるビデオゲームの手法を文学に持ってきた傑作です。 表題作は、文芸誌『ニューヨーカー』創刊100周年を記念して、1925年から2025年までの掲載短編の中から傑出した作品を選んだアンソロジーにも収録され、サリンジャー「バナナフィッシュにうってつけの日」やシャーリー・ジャクスン「くじ」など本当に優れた78作品に肩を並べた歴史的作品になりました。 この機会にぜひ。

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ドン・デリーロの特筆すべきテクニックとして、執筆時期の文化や習俗を扱いつつも、近いうちに廃れるであろうものを見極め、失われゆく生活様式として描くことが挙げられる。 この効果は大きい。50年後に読まれても作品そのものは古びていない印象を与える。古びる、という感覚を乗りこなす技だ。 『コズモポリス』で、飛行機とATMは既に過去のものとなったと書き込んでいることは好例だ。キャリアの初期からずっとやっている。 50年近く前の初期作品を翻訳している最中だが、最近書かれたかのような感覚になる。時代を超えて読み継がれたいと願う作家にとっては参考になるだろう。

Amazonで『アステリオス・ポリプ』が品切れになっています。版元のサウザンブックスにはまだ在庫があると思いますので、こちらのURLからお買い求めください。 というか、Amazonで買うより、出版社のページから直接買っていただくのがいつでも一番良いはずです。Amazonに半額持っていかれたら出版社はますます苦しいので。 定価6380円ですが、今確認してきたら原著は8788円でした。原著より翻訳の方が安いです。ホント、手に入るうちに手に入れてください。 shop.thousandsofbooks.jp/items/89525016

【書籍】アステリオス・ポリプ | サウザンブックス

50才の建築科教授が生まれ変わるための旅に出るグラフィックノベル史に燦然と輝く傑作 アステリオス・ポリプはニューヨークの大学で教鞭をとりつつ、「ペーパー・アーキテクト(設計図だけの建築家)」として名を馳せた著名な(元)建築学教授。 彼は妻のハナと別れてからというもの、過去の幸せだった日々を振り返るだけの無気力な生活を送っている。 50才の誕生日を迎えた夜、彼が住む建物で大規模な火災が発生する。 彼...

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グラフィックノベルに限らず、文字だけで構成されることが多い小説や詩についても、視覚性を意識した翻訳は大切ですし、翻訳者も程度の差はあれ意識的に翻訳します。声に出して読み上げてみて息継ぎができるのと同様に、目で息継ぎができるように文字の配置を考えたりします。 それと、翻訳版がうまくいっているか怖いという考えは、原作より常に翻訳版が劣る、妙味を失うというマイナス方向の想定だと思いますが、その逆はどうでしょうか。 3年前、まさにこの『アステリオス・ポリプ』に関しての記事で、翻訳版は原作を超えてしまうのではないかと問いかけました。 manba.co.jp/manba_magazi...

原作を超える翻訳はありうるか──ポール・オースター『幽霊たち』とデイヴィッド・マッズケリ『アステリオス・ポリプ』の翻訳を通して |

サウザンコミックスレーベルで企画されている『アステリオス・ポリプ』日本語出版クラウドファンディングの連動企画として、発起人はせがわなおさんと矢倉喬士さんの連載記事をお届けします! 『アステリオス・ポリプ』日本語版出版クラウドファンディングページ 『Asterios Polyp』『The Ne...

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フォントの配置にも気を遣っていることが明らかに見て取れて、これはきっととても誠実な良い訳なのだろうと私なりに確信したので、安心して全人類に勧めさせてもらいましたが、矢倉さんの長年の研究についてはもちろん、著者本人がそんなに入念にチェックされていたことを知ることができて、呟くものだな、と思いました。

翻訳者の矢倉喬士さんに私のポストが届いていました。「恐れていた」のは、グラフィックノヴェルの場合、文字の配置も含めて画面を作っていることがほとんどだと思うんですね(私はそうです)。まずそれが崩れるし、これは仕方ないとも言えるんですけど、日本語で意味がよくわからなくなるところは丸ごと違う言い回しになったりするんですよね。例えば ジョー・サッコのパレスタインは日本版ではそれらがものすごく読みづらかったので補助的に英語版を電子で購入したら、ああ、そういうことか、となりました。 『アステリオス・ポリプ』は英語版はそんなこんなで確認できていませんが、人物ごとに変更しているフォントの選び方だったり、(続く

矢倉喬士(Takashi YAGURA)@missing-link.bsky.social · 9mo ago

よく読むと「恐れていた邦訳」と書かれている。 『アステリオス・ポリプ』邦訳版では原作の魅力が損なわれているのではないかという危惧は理解できます。 しかし、10年以上この作品の翻訳出版を夢見て、様々な分野の専門家たちと読書会を行い、大学授業で何年も学生たちと読み続けて研究した末の翻訳です。原作者のデイヴィッド・マッツケーリさんに「この作品のことをどれだけ理解しているか、また、なぜ翻訳を希望するのかについて小論文を書いてください」と要求されて提出し、「世界で最高の理解者の1人である」と認められた後でしか翻訳も許されませんでした。 マッツケーリさんは邦訳版全ページを細かくチェックなさいました。

よく読むと「恐れていた邦訳」と書かれている。 『アステリオス・ポリプ』邦訳版では原作の魅力が損なわれているのではないかという危惧は理解できます。 しかし、10年以上この作品の翻訳出版を夢見て、様々な分野の専門家たちと読書会を行い、大学授業で何年も学生たちと読み続けて研究した末の翻訳です。原作者のデイヴィッド・マッツケーリさんに「この作品のことをどれだけ理解しているか、また、なぜ翻訳を希望するのかについて小論文を書いてください」と要求されて提出し、「世界で最高の理解者の1人である」と認められた後でしか翻訳も許されませんでした。 マッツケーリさんは邦訳版全ページを細かくチェックなさいました。

2024年に翻訳出版されたデイヴィッド・マッツケーリ『アステリオス・ポリプ』をこのタイミング読んでくださった方もいらっしゃるようで、嬉しい限りです。 史上最高のグラフィック・ノベル(コミック)は何かと尋ねられたら、『アステリオス・ポリプ』であると答えます。この10年以上それは変わりませんでした。 印刷費が高過ぎて通常の出版方法はどこも断られ、クラウドファンディングに頼る以外の方法がないなかで多くの支援を頂いて出版できました。 定価は決して安くはありませんが、人類がコミックという形式で成し得る最高峰の一冊の、しかもこれで出版社が赤字を背負った価格設定です。買えるうちに本棚にお迎えください。

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本当は原書で買いたかったんだけどイギリスのオンライン書店で3回キャンセルされ、これはもう来ないな、と、仕方なくUSのオンライン書店で買おうとしたら多分ちょうどトランプ関税の導入の影響?か、それまで購入可能だったものが買えなくなっていて、もはや昨年出たばかりの日本語版しか買えなそう、日本語版もこの値段だとおいそれとは増刷しないだろうから早く買わないと…と、エイヤっと買ったのですが、買ってよかった!恐れていた邦訳も、英語を残して※印で欄外に説明していたり、とても誠意ある訳でよかったです。でも英語版も読みたいなー