リトルプレス - uchiumi -

@uchiumi.haya-uta.com

uchiumi(内海)は、声になりきらない言葉や、境界にとどまる思考をすくいあげることを目指して2026年に立ち上げるリトルプレスです。 外洋ほど荒れず、かといって閉じきっているわけでもない内海のように、行き交うことも、無理なくとどまることもできる場所を目指しています。 HP: https://uchiumi.haya-uta.com/

つぎの書籍ですが、トランスジェンダー/ノンバイナリーの方のエッセイアンソロジーの出版を来年に予定しています。 トランス当事者が書いた本が増え、正しい理解が広まっていると感じる一方、〈書き手の固定〉が生じてしまっているという問題もあると思っています。 公募するか/全て依頼にするかは迷っているのですが、トランス/ノンバイナリーの方の日常のエッセイを届けられる本を作りたいと思っています。 いずれにせよ著者負担は求めません。 ぜひ、応援していただけるとありがたいです。

リトルプレス - uchiumi -@uchiumi.haya-uta.com · 9mo ago

リトルプレス - uchiumi - では、声になりきらない言葉や境界にとどまる思考をすくいあげることを目指しています。 いまはまだ1冊だけですが、今後、いろいろな人のそうした言葉を本にできたらと考えています。 すでにルートがある方――たとえば商業誌で既刊や連載がある方――よりも、そうした手段がない方を優先してお声がけしたいとも思っています。 自費出版ビジネスとも距離を置きたいと思っています。 - uchiumi - から出版する場合、印刷・編集費、買取等の負担は著者に求めません(ただし、図版作成等- uchiumi -で完結できないもののみ、求めることがあります)。

のこり20冊ほどとなりました。 商業の論理から距離を置くために、Blueskyと一冊!取引所でしか告知をしていないのに、こんなにたくさんの人や独立系書店さまに手を取っていただけて大変嬉しいです。 売上は印刷費および制作環境(機器の更新)の費用に充てさせていただきます。 (6年前、8年前に買った機材で制作をしているので、そろそろ交換をしなければ……と思っています🫠)

リトルプレス - uchiumi -@uchiumi.haya-uta.com · 7mo ago

『ささやかな抵抗として』の残りの在庫が30冊ほどです。 オンラインショップからだと、学割・障害者割引を使うことができます(アクセシビリティの確保としての取り組みです)。 自己申告制で証明は不要です。 気になる方はぜひ……! uchiumi.haya-uta.com/items/129605...

『ささやかな抵抗として』も何冊か持っていきます。 「ひめごと」のブースなので、目立つようには置かないかもしれません。お声がけいただければお渡しできます🙆‍♀️ わたしがブースにいるときは、何種類かのキャッシュレス決済も利用できます😊

リトルプレス - uchiumi - は、戦争や虐殺をはじめとするあらゆる残酷な行為を許容しません。 こうした残酷な行為によって命を奪われたり、傷つけられたりしない社会を求めたいと思っています。 最も弱い人たちが傷つけられないような、そうした社会を作ることがあらゆる大人の責任だと考えています。

つらい気持ちがあるときに、そばに置いておくことができる本 『ささやかな抵抗として』 戦争のニュースが続き、気持ちが落ち込んでしまっています。今も世界では戦争があり、人が殺し殺されている――大きな力の前には無力感を感じる。 本書ではトラウマ、うつ、回復といったテーマのエッセイが収録されています。生きのびて抵抗すること――その手がかりになれば嬉しいです。 一冊!リトルプレスでこのように紹介しました。戦争のニュースが続き、気が滅入ってしまっています……(編集担当)

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本書の中で何度も書かれているのが「生きるために読む」ということ。すぐれた思想に出会うことで、自分のことを客観的に見ることができるようになった経験などが書かれている。そのような思想は誰でも(私も)理解できるものではないが、著者の経験を通して書かれることで、さまざまな読者に届くものになっているように感じた。 そのことによって、読者も著者とともに「ささやかな抵抗」を共有することができるのではないか。そんなことも思った。

先日のZINEフェス埼玉で購入した、音無早矢『ささやかな抵抗として』(リトルプレス-uchiumi-)。うつ病を始めとした病気との関わりが率直な筆致で書かれている。それが個人の経験にとどまらず、人を取り巻く社会のありようと密接にかかわることが書かれていて、そこが強く印象に残った。 「当事者のコスト」ということで、病気になることでさまざまな手間、時間、費用がかかること。それが個人に押しつけられることのつらさ。自己責任論や、マイノリティに対するバッシングなどが、さらに当事者を圧迫することなど、私たちが感じている以上に、社会への危機感と絶望感が深めていること。 #uchiumi

休符書店さまで、『ささやかな抵抗として』をお取り扱い頂いております。 一緒に並んでいる本のタイトルを見て、驚いています。 江古田の「ぼっとう&よはく」さまの中のシェア本棚にあるそうです。ホームページを見てみると、落ち着いてゆったりとできるスペースだと感じました。

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この本は、うつやトラウマと共に生きながら回復をしていく現在地を書きました。 回復は、完了形で表されるものではなく、進行形で進んでいくものだと感じています。 わたしはこのように回復してきたという報告のようなものであり、唯一の正解のようなものを示したものではありませんが、誰かにとっての解決の手掛かりになるかもしれないと思っています。

リトルプレス - uchiumi -@uchiumi.haya-uta.com · 9mo ago

音無早矢『ささやかな抵抗として』(リトルプレス - uchiumi -) うつやトラウマと共に生きるなかでの回復の道のりを綴った28編のエッセイ。 自身の身体の主権を取り戻し、境界を引き直していく過程や、支えとなったブックリストを収録しています。 1月30日刊行、予約受付中です。 #ささやかな抵抗として uchiumi.haya-uta.com/items/129605...

選挙が終わり、今日は「建国記念の日」。もとの「紀元節」です。 こうした休日も、政治によって意味づけがなされています。私たちの生活は、政治とは無関係でいられません。 『ささやかな抵抗として』より、「無関心ではいられない」を公開します。 少しでも、政治を自分事として、不断の努力で民主主義を守る気持ちを持ってくれる人が増えてほしいと思っています。

無関心ではいられない
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わたしは政治に無関心ではいられない。わたしの身体は、政治に握られているからだ。
病状も安定し、ようやく新しく仕事を探そうかという頃、使っている薬のうちの一種類が供給停止した。その薬は、一回目の入院で初めて処方された、一般的に選択される降圧薬とはちょっと異なる作用機序の降圧薬だった。どれだけ強い睡眠薬を使っても眠れなかったのに、これまでの処方にその薬を足したらなぜかストンと眠ることができた。血圧を下げるための薬だけど、わたしの症状にそれを使うとなぜか眠れる。医者の臨床経験のなかで、作用機序に着目して適応外処方をしたものだった。
供給停止からもう一年以上が経つ。血圧に問題がある人であれば、別の降圧薬を使うことで血圧を下げるという目的が達成できるため、それほど生活に困ることはないかもしれない。けれどもわたしの場合は、その作用機序で副次的に発生する「緊張の緩和」で入眠できるという特殊な使い方だったため、代替薬が簡単に見つからない。
薬の供給停止の理由は単純ではない。原材料の不足、輸入バランス、価格調整、政治判断、そして、誰かのロビー活動。わたしの睡眠一つが、見えない場所で行われた複数の意思決定の結果であることなど、知る由もなかった。わたしは政治に生殺与奪の権を握られている。
もちろん主治医は、同様の作用機序で処方可能な代替案を考えてはくれた。しかし、最初の処方をした医師が入院の際の主治医だったのに対し、いまの主治医はその処方内容を読み解き、その意図を理解し、その薬を中断しなかった医師である。そこには解釈が存在していて、最初の処方を正確に読み解けているとは限らない(限りなく正確だとは患者として感じているが)。代替薬は思うようには機能しなかった。
「何でもかんでも政治のせいにするな」というのは、政治に影響されないマジョリティの傲慢さだと思う。実際、これは政治の問題であり、薬の安定供給の話は国会でも議論されている。そんなことも考えず、自分の生活だけ豊かであればよいという人たちに、わたしの生活は脅かされている。
「漫然とした多剤処方(ポリファーマシー)は避けるべきである」――この命題は正しい。しかし多くの人は、この命題が真であるための必要条件を読み飛ばし、「多剤処方は避けるべき」という点しか見ない。多剤処方は医療リソースを浪費していると、非難さえする。
わたしが現在処方されている薬は一四種類ある。なんの背景も知らずに見れば、ポリ「無関心ではいられない」
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ファーマシーを疑われても仕方ない。実際、二度目の入院では、意味のないとされた処方を急激に減らされた。しかし、わたしの病歴を知る医師からすれば、この処方は漫然とした処方ではないと説明できるだろう。それぞれの薬が、どのような意図で処方されたのか、患者であるわたしに対してどのように説明されたのか、挙げてみたいと思う。

⑴ 抗うつ薬①:慢性的な抑うつと神経症状の底上げ、疼痛を和らげる
⑵ 抗うつ薬②:抑うつによって失われる睡眠と食欲を支える
⑶ 調整薬①:注意機能の補助、不安の構造的整理、解離の頻度を下げる
⑷ 調整薬②:情動過敏の平常化、対人場面での安全感を補助する
⑸ 睡眠薬①:鎮静作用による睡眠の安定化をする
⑹ 睡眠薬②:入眠作用による睡眠の安定化をする
⑺ 降圧薬①:身体の過覚醒を抑え、身体を落ち着け、入眠を補助する
⑻ 降圧薬②:身体状態の安定化をはかる
⑼ 抗不安薬:フラッシュバックの立ち上がりを抑え、解離の深刻化を防ぐ
⑽ 抗精神病薬:解離、フラッシュバック、過度な不安を抑制する
⑾ 筋弛緩薬:身体の緊張を緩め、頭痛や身体の痛みを軽減する
「無関心ではいられない」
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⑿ 発作対処薬:片頭痛、自律神経反射の悪化による頭痛を軽減する
⒀ 漢方薬①:慢性的疲労、気力の低下、免疫低下を改善する
⒁ 漢方薬②:腹部緊張、自律神経の乱れを調整する

これらの処方が抑うつ、不眠、解離、フラッシュバック、疼痛、過覚醒などといった、互いに連動しながら悪化していく諸症状に対して、それぞれ異なる作用機序、アプローチから支えている。一つを減らせば別の症状が立ち上がり、別の症状を抑えればまた別の苦痛が顔を出す。こうした病状の相互作用の複雑さゆえに、単剤での治療では到底まかなえない部分がある(医師が一つ一つの症状に向き合い、薬剤を調整してくれたことによって改善した――いわゆる人薬である可能性も否定はできないが)。
しかしこうした処方も、審査支払機関(保険適用の可否を判断する機関)が納得しなければ、保険診療で治療をすることができない。これも、政治によるところが大きい。制度が納得しなければ、わたしは症状を抑えてやっと人並みに動けるようになる――そんなこともできない。
わたしは主権者でありながら、政治にわたしの身体の主権を握られている。無関心ではいられない。わたしの身体の主権は、わたしにある。

選挙結果を見て絶望的な気持ちで朝起きました。 声の大きい人たちだけの政治であっていいはずがない。 声を上げられない人、こぼれ落ちてしまうような言葉を、リトルプレス - uchiumi - では大切にしたい。 ひとりひとり、あなたのための言葉を届けたい。そう思っています。 uchiumi.haya-uta.com

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2026.2.7現在 『ささやかな抵抗として』お取り扱い書店さま(敬称略) ◎東京都 本屋B&B 透明書店 マルジナリア書店 ◎神奈川県 CRAYD BOOKS & COFFEE ◎千葉県 本屋lighthouse ◎静岡県 本屋すみれ ◎福岡県 BOOKスプーン